5月23日、木曜日の朝、私がトイレからでると妻が非常に不安な顔としてドアの外に待っていました。
私は驚いて急に外に立っていると驚くじゃないといいました。
ただ、妻は返事をすることなく何かを必死で伝えようとしていました。妻は声を出すことができないようでした。
わたくしは驚いて、書くことができるというとうなずいたので台所の紙に書いてもらいました。
すると話すことができないと書いてありました。
驚きました。これは一大事です。でも今日は病院に行くと聞くとうなずいたのでそうすることにしました。まだ朝の7時前くらいだっとと思います。
でもどう見ても普通の状態ではないので救急車を呼ぶよと言い、119番に電話をしました。
妻が話をできなくなったので救急車をお願いします。実は以前、私の病気で救急車を呼んだとき、30分以上、家の前で病院を探していたことがありましたので本当に不安でした。
救急車はすぐきましたが妻が服を着るのに時間がかかっていました。わたくしがその時手伝えばよかったのですが、私も着替えたりすることがあったので妻の様子がよくわかりませんでした。
ここが一つ目のポイントです。妻はしゃべることができないということはわかりましたが、そのほかのことはわかりませんでした。先に妻の着替えを手伝うべきだったなと後で思いました。
妻は呼吸をするのもきつそうに見えたかどうかはわかりませんでした。わたくしも病院の診察券などを探したりしていました。
今回はあっさり赤十字病院につくことができました。
待合室でどれくらい待ったのかな、はっきり覚えてはいないのですが、医者から診察室に入るようにと言われました
妻が酸素吸入のマスクをしているところで話し始めました。
心不全です。え、心不全、今まで聞いたことのない病気です。これは言葉そのものは聞いたことがありますが、妻のいろいろな検査とかで出てきたことのない病名でした。
私はその時、心不全で言葉が話せないことがあるのかなと思いましたが、こちらもかなり動揺していましたのでその質問が出てきませんでした。
そしてその医者はカルテ、多分妻の前のカルテを見ながら話し始めました。要はわたくしたちが昨年、通院の中止をしていたということに対して意見し始めました。
要はこのようなことになったのはあなた方の責任ですよ。昨年、あなた方が病院の治療を拒否したことがこのようなことを招いたのです。これでわかったでしょう、医者の言うことを聞かないとこういう結果になるのですよ。と、ここまでストレートには言ってはないのですが、内容的にはこういうことです。
左手にカルテでしょうか、それを持ちながら、話してきました。カルテの最後の数行は赤字で書かれていました。
わたくしは驚きました。これは事実ですがこちらにも言い分があります。要はわたくしは去年の先生を信頼しなかったことが原因でした。
わたくしは、今、これを持ち出すのかと本当に驚きました。こんな話は妻が酸素吸入をして苦しんでいる横でしなければいけない話なのかなと、またこの先生にも不信感を持ちました。
ただ、妻が横にいて大変な時期なので自分を落ち着かせましたが心不全の話はすっかりどこかに行ってしまいました。
それはそうでしょう。今回の妻の苦しみはあなたのせいですよと言ってきてるわけですから。
ただ、あまりにも今回のことは突然だったので救急車で来たのはいいのですが、果たして家の鍵をしたかどうかも不安でした。
それで妻が入院することになり、荷物を用意することになり家に帰りました。
そして、荷物を用意して、また病院に戻りました。あまり細かいことは覚えてないのですが、救急病棟に入りました。
ただ妻は話せませんがこちらのいうことは理解できているようです。診察券を探す際にもカバンを出してあるところを指図していました。
とりあえず、どうなるかわからなかったのですが、ある程度のパジャマとかタオルの用意をして、家に帰りました。
あの調子ではこのまま亡くなるのではないかとも予想ができました。
翌日になり別の先生から連絡がありました。妻は脳梗塞も患っているというようなことを言ってきました。
もう24時間以上経過しています。昨日の先生がちょうど今日は休みだったので別の先生の担当でした。その先生が発見したのです。
もちろん、脳梗塞を見つけてくれてありがたかったのですが、なぜ、昨日ではないの。もうすでに24時間以上経過しています。
この先生が見つけなかったら、おそらくずーと最初の先生は気が付かなかったでしょう。
あとで妻に聞くと救急車を呼ぶ前から、声が出せないのと、左手が動かなかったのは最初からの症状でした。わたくしが妻の着替えを手伝えばわたくしも気が付いたのですが、残念なことに救急車が以外にも早く到着しておりわたくしはその対応にも追われていました。
また、妻も声が出せないことに気が動転しており、左手の動かないことを伝えそこなったのです。
ただ、心不全だけで仕事が終わったと思った先生のミスには間違いありません。多分、心不全を見つけてほっとしたのでしょう。もうそこから調べることをしなかったのです。
勿論、酸素吸入をしているし、話ができないのですが、左手がだらんとしているのに気が付かなかったのです。勿論、妻は右利きなので左手を使いません。それで余計、気が付かなかったのでしょう。
ただ、去年のカルテにはきちんと書いているはずです。妻の、弟、妹、妻のおじさん、みんな脳梗塞をやっています。本当に、脳梗塞一家です。
わたくしを責める前に、きちんとカルテを参照したら書いているはずです。脳梗塞は朝のテレビでやっていましたが4時間がポイントらしいです。それを24時間過ぎて気が付いたのです。
入院したのが5月23日、6月19日に退院してからかなりたっています。
今、家で療養していますが、トイレも風呂、食事も一人でできますが、それ以外は寝た切りです。
これが24時間経過した後の、脳梗塞の発見が影響しているかどうかはわかりません。
でも、お医者さんには本当にきちんとしてほしいです。わたくしを責めるならしっかりやることはやってからにしてほしいものです。
年寄りは、一つの病気だけだということはありません。いろいろ病気を持っているということで、慎重にしてもらいたいです。
これはいわゆる、誤診でしょう。それを言ったらなにか言っていましたがそのことはわたくしには理解できませんでした。勿論、医者が自分の失敗を認めるということはありません。
そしてこれにはまた続きがあります。わたくしはブログは来年の3月でやめようと思っています。英語の勉強方法を書くつもりでしたが、年取ってきたら、病院の事柄が多くなり、しかもこういうことが本当に多いのでなかなか英語には力が入りません。
ただ、リスニングは意外と伸びているような気もしますのでそれはまた別の機会に書くつもりです。
この間、担当の先生のミスで亡くなってしまった患者のことを報道していましたが、私は実はこういうことはどこでも起こっているのではないかと思っています。研修医の誤診だという報道ですが、おそらく病院では日常茶飯事ではないかと想像しています。たまたま大きく明るみになりましたが、ほとんどは闇に葬られてしまうのではないかと思います。でもわたくしたちは病院を使わざるを得ないのです。