こうやっていろいろ振り返ってみると本当にリスニングを伸ばすのは難しいです。勿論、そうでないと感じる人もたくさんいるとは思いますが、難しいと感じている人のほうが多いでしょう。
ユーチューブにリスニングを伸ばすような動画があって、昨年から一年くらいそれを使って努力をしていても本当に力が期待するほど伸びません。
ニック式英会話のLOSTの中の解答を聴いてもすっきり納得ができないことがよくあります。
実はこういう部分はいたるところにあります。だから次に聴いても同じような疑問が出ます。
それはわたくしの年齢のせいなのか、それとも、もともとリスニングの力が弱いのかよくわかりません。
リスニングが弱いといってもTOEICのリスニングでは485点を取っています。TOEICのテストはかなりわかりやすい風に話しているので実際とはかなり違います。
ただこれは野球に例えれば、直球には強いけれど変化球に弱いということと似ている気がします。tubiの中にTornado Valleyという映画があります。
45:52経っているモーテルの場面があります。その受付の人は腹話術をやっているのではないかというくらい、口を開けないで英語を話します。勿論、聴きづらいです。
(You’re one of them weather people?)
こういうことを考えてみると一年間の留学がうまくいかなかったのは初めから決まっていたのかなと思います。
その頃はスローにしたり、何度もリピートをするような機械はありませんでした。
英語字幕も簡単には手に入りませんでした。やっと最近になって、スローやリピートが簡単になりました。
ただそういう性能の装置があったとしてもこれを克服するのはなかなか大変です。
スイス人の様に音が聴き取りさえすればどうにかなる人たちと違って日本人にはなかなか難しい英語のリスニングです。
ユーチューブに動画があったとしてもおそらく一般の日本人にとってリスニングを伸ばすのは大変です。
勿論、日本人でも脳の柔らかい年齢であったならすぐ解決ができると思いますが、その頃にユーチューブで勉強するかどうかは疑問です。
日本で小学生が英語を習うとしたらどうしますか。ネイティブのいる会話学校を探すでしょう。
ネイティブに習わすことができたら会話がうまくなると考えるのは自然なことです。
確かに先生相手の会話はうまくなると思います。ただそれでテレビドラマとか、映画などの自然な英語が理解できるのとは別物です。
もうどのくらいの日本人が日本でネイティブに習っていることでしょうか。
でも、自然な英語が理解できるようになったという話はあまり聞こえてきません。勿論、全員に尋ねたわけではないのですが。
基本的に複数の生徒を教える場合は当然ですが生徒が全員理解できるようにゆっくり話します。そうするともうその英語は自然な英語ではないのです。
特に日本滞在が長いネイティブほど日本語がうまくなり相手の英語が理解できるようになります。たとえわたくしの様に、VとBの違いがおぼつかなくても相手はわかってくれます。
サマーズ先生の動画でVとBの違いがよくわかっていなかったことに気が付きました。ただ実際には前後の文章で判断していましたのでそんなに困っていなかったのですが、単独で問題を出されると難しいです。
この映画とかドラマを使った動画が上がり始めたのはここ、1,2年のことのようです。
やっとネイティブの一部の人たちが日本人のリスニングの弱さに気づき、本当のスピードで話す英語を理解できるような動画を上げ始めたのです。