27 奥さんが痛風?突然足の骨が折れたと言い出すの巻

買い物を終えて帰ってきました。妻がテレビを見ながら横になっていたら突然足の骨が折れたといい始めました。

私はその時2Fの部屋でテレビを見ていました。1Fで妻が叫んでいました。

足の骨が折れたと、ただわたくしは横になっているだけで足が折れるはずがないよ。

でも妻は「なにもしてないのに骨が折れたという人知っている。」言い張ります。

先ほどまで買い物をしていたのに右足の親指の付け根が痛いので骨が折れているというのでそれは痛風じゃないかとわたくしは伝えました。

とりあえず4時ごろだったのでまだ病院は開いているからすぐ行こうと出かけました。

そんなに簡単に骨なんか折れてはいないだろうと思いましたがとりあえず、妻の要望で整形外科に行きました。

普通にレントゲンを撮りましたがよくわかりません。先生から痛風かもしれないというので、血液検査をして三日後に結果を聴きに行くことにしました。

原因はわからないので湿布薬と痛み止めを処方されました。 

痛み止めでだいぶ良くなりましたが痛みは残っているようです。

三日後の朝いちばんに病院に行きました。尿酸値の数字は4.9でなんでもないという事でした。2.7~7.0が正常値なので悪くはありません。ただ内科の先生にも見てもらったほうがいいという事なので午後になって別の病院に行きました。

尿酸は大丈夫のようですが尿素窒素が25.3でした。この正常値は8.0~20.0ですので少し高いようです。

素人だとこの数字がどの程度悪いのかはわかりません。やはり先生に判断してもらわないといけません。

内科の先生はこれを見るなりこのくらいは大丈夫です。この尿素窒素とは腎臓がきちんと働いているか示す数字のようです。

結局、この足の指の痛みは骨が折れたとか、痛風とかではなくてただ年齢が原因で起こったようです。

まあよかったと言えばよかったのですが、一連の事柄のなかに次のようなことが起こっていました。

昼間の整形外科で痛風があるかもしれないといわれて血液検査を済ませ家に帰ってきました。

私は部屋で酒を飲みながらネットで原因はなんだろうと調べていたら、妻が2kg以上ある学研の「家庭の医学百科」という本を抱えてきて痛風はストレスが原因だってと、ニコニコしながら言ってきました。

これが何を意味するかというとわたくしが妻にいう小言が原因だと言いたいわけです。

私はなんで酒を飲んでいる今、言ってくるのかと思いましたが妻はだいたいそういうことに関しては待てません。

その日、酒を飲みながら考えました。

このわたくしが妻にいう事というのは、豚バラばかりよく食べる妻に対して、「そのまま食べると脂が多すぎるよ」とか、しょっちゅうアボカドを使ったサラダを食べていたので「いくら栄養があるからと言って同じものばかり食べるのはよくないよ」とかは言っていました。

妻はわたくしは毎日食べても飽きることがないからと言って決して聞きませんでした。

妻はこれがストレスだと言いたいわけです。確かに私が正しいと思ったことを伝えても、それがストレスだと言われればもう言えません。

ただ妻はこのおかげで胆石ができて、昨年手術で胆石(小さい卵くらいの大きさ)を取ったばかりです。

ですからつい私はそういうことを言いがちになります。

また妻との結婚生活は塩の量をめぐる戦いです。本当に妻は塩辛い料理ばかり作ります。

あまり塩辛いので「もう味付けはしなくていいから、何も入れなくてもいいよ。」

できた肉野菜炒めはまた塩辛いのです。

「なんでまた塩辛いんだよ。」と文句を言うと

「あ、また入れてしまった。」本当にこの繰り返しです。

やっと最近は味のしない味噌汁とかをつくれるようになりましたが私の気持ちはもうちょっと味噌を入れてほしいなと思いますが、塩辛い味噌汁よりはましなのでそのまま食べています。

結局、こういうことを言っているわけです。

それ以外に例えば必ずもやしを買ってきます。勿論、炒め物に使う事もありますがだいたい冷蔵庫の中でぬめっとしています。

にらも同じです。よく溶けています。でも妻は野菜室はいっぱいになっていないと気が済まないのです。

いつも冷蔵庫にはなにもないといつも言っていてキャベツが半分残っていても必ずまた一個買ってなるべく野菜室がいっぱいになるようにします。

すべてこういうことに関してはつい言いたくなるのです。

ただよくよく考えてみるとその廃棄になる量は大したことではありません。金額的にも1万2万の世界ではなく、たぶん毎月千円はいかないでしょう。

わたくしにとっては使う時にわたくしが買いに行く(よくもやしを頼まれます。)ので無駄にすることはしたくないのですが、それがストレスだと言われれば仕方がありません。

もうこれはこちらが我慢するしかないです。

今回のことで一切言うことをやめました。どちらにしても言っても全然、変えてくれていなかったのであきらめました。

食事を食べ終わったら食器を流しにおいて水をかけとくとか、ペットボトルを飲み終わったらテーブルに残しておかないとか、もう言うのをやめました。

ただテーブルの一角に4.5本のペットボトルのから容器が置いてあります。ただこれは使う時があるというのでそのままにしてあります。

それ以外に必ず2,3本のペットボトルのから容器をテーブルの真ん中に置いています。もうこれも言わない。

よく、健康寿命とか言います。平均寿命のまえの何年間はあまり健康ではない人が多いようです。私はどうせだったら薬とか気にすることなくなるべく健康寿命が長いほうがいいと思うのですが、妻にとってはそんなことよりストレスを感じないほうがいいようです。

そのストレスとはこれを食べたほうがいいよとか、これはあまりとらないほうがいいよとかです。

確かに、食べ物を気を付けているというのもストレスだというのはわからなくもないので言うのはやめました。

妻は極端に言えば、死ぬまで好きなように食べたい派です。

よく、男の人で妻より長くは生きたくない、自分の面倒を見てほしいような言い方をする人がいますが、私もそうでした。

ただそれもわがままなのでしょう。なぜ、妻が旦那の面倒をみなければいけないのか、それはそれで間違いでしょう。

こういう一連の出来事があって、今は一切言わないことにしました。

ストレスを抱えながら健康にいいものを食べるというのも健康にいいはずがありませんから。

 

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